さてさて行ってまいりましたぞ。 三崎半島廃校めぐり。 例のお金持ちの友人から借り受けたDUCATIムルティストラーダ1200で走りました。
土曜日朝の8時に出発し、寒気の残る378号線、別名夕やけこやけラインを震えながら、しかし快適に走り抜け、1時間後に新長浜大橋を越えたあとは行ったことがなかった伊方町室鼻公園に立ち寄ろうと狭い農道をクネクネ走っておりましたら、な、なんと素晴しい景色。

標高150mくらいの高台を走る農道から見たその景色とは、朝日が海に反射し、その春めいた光の中に宇和海に浮かぶ黒島や鳥島が気持ち良さそうにプカプカ漂っているようでありました。 いったんメロディーラインに戻り、ほどよいところで旧道へと降りて行き、現役校の二見小学校を見学し、そのままリアス式海岸に沿う旧道をクネクネ走り廃校になっている塩成小学校跡へ。 平屋造りの小学校跡です。 小さな学校ですがムードはあります。 校庭にバイクを止めてゆっくりと校庭を散策していると地元の小学生が・・・ さすがです。きちんと挨拶をしてきます。 おまけに 「カッコエーバイクじゃーねー、おいさん」 ときたもんだ。 「ありがとう、僕んじゃないけど」 とはいいませんが、お返しにいろいろ聞いてみました。 水道は使えるん? 電気は? 校舎の中はどがな? 体育館は危なそうやなあ? 全然使ってないの? 君らはどこの小学校に行っとるん? ・・・ しまいには少年3人組は嫌気がさしたのか海の方に消えて行きました。 情報は仕入れました。 ありがとでした。。 今頃不審者情報出回っとんちゃうやろか・・

さて気を取り直し海なりの旧道を西へと向かいます。 車だと狭い道なのですが、バイクだと私の好きなクネクネ道が永遠に続いていますので天国です。 おまけに本当に美しい風景も永遠に続いていますのでこれまた天国です。 数十年ぶりの本旧道ですが素晴しいですねえ、三崎半島。 何度もバイクを止めて景色を楽しみながらのツーリングとなりました。
次の目的地は大久小学校。 現役校です。 この学校はほとんど海に隣接しているといっていいくらいの場所に立派な校舎を構えておられ、またその目の前の海岸が美しいのなんの。 砂浜なのですが、海水浴場としても立派なものでした。 恐らく教室の窓から見える海の風景はリゾートだと思います。 この風景の中で育つ子供たちも羨ましいなあ・・
お次は名取小学校跡。 これはちと行きすぎてしまいましたが、車道から直接人が歩いて登る階段が入り口なので見落としました。 道端で作業をしておられたおばばに尋ねますと、ここだというのでちとお話させてもらいながら見学しました。 高台にあり見晴らしはすごいものがありますし、校舎もおもちゃのようなコンパクトなものですが、なんとなく郷愁を誘うものがあり不思議な魅力を持っておられました。 ただ、廃校の宿命ですがここも老朽化が進み使用に関しては危険が伴いそうな状態でした。 つらいものがあります。
さて旧道は自然とメロディーラインに合流しそのまま三崎町中心部へと向かいます。 そこに見えるは「まりーな亭」。 私、朝から何も食べておりません。 ただいまの時刻12時半ば。 直行です。 このお店は「じゃこカツバーガー」で有名なお店でもありますが、腹のへっている私はじゃこミックス定食。 じゃこ天とじゃこコロッケと太刀魚巻きがセットになった欲張りメニュー。 うまかったです。
午後1時も回ったので次の場所へ。 今度は学校ではなくキャンプ場です。 井野浦キャンプ場という人口海浜ですが、本当にきれいに整備された砂浜で夏場だけトイレやシャワーが使えるようになります。 ここも一度個人的にキャンプに来てみたいと思います。 あいキャンでは宿泊が野宿になります。。。
その後佐田岬小学校も見学し、その前にある雰囲気抜群の天満神社へお参りさせていただき、近所のおじぃとおばぁが出てきたのでチラホラとお話させていただき、次は伽藍山へ。
ここは以前にお邪魔させていただいた喜久家プロジェクトの浅野さんから三崎半島で一番高い場所で、「九州まで展望できるよ」とお聞きしていたので一度行ってみようと思っていましたが、バイクでよかった・・ この道はよその人はあぶないかも。。 ガードレールなしの林道、同じような道が交差し、迷路で出てこれないかも・・ でも見晴らしは確かにすごかった・・ 半島全域が360度見渡せました。 すごいですねえ、この地形。 日本で一番細長い半島だとよくわかりました。
クネクネと走り続けて二名津中学校、瀬戸ふるさと自然の家、三机小学校を見学して帰路につくわけでありますが、この半島の厳しい斜面に柑橘を丁寧に栽培されながらここに暮らし続けた人々の歴史を1日中走り回る中から自然と感じさせていただきました。 すべて斜面といっても過言でない農地での作業は平地でのそれの数倍の労力と根気がいることでしょう。 この日お会いしたどのご老人からも厳しさを越えてこられた人の持つ刻み込まれた深みのあるしわと、深くやさしいまなざしを感じることができました。 目的があるとはいえ、ほろほろバイクに乗って学校回りなんぞやってるヤロウはどんな風にみられてたんでしょうね。 比べる必要はないのでしょうが、鏡として自分の姿を見るきっかけにはしておこうと思います。
この日の所要時間9時間。 走行距離約300キロ。
さあて、どこの学校を使わせていただくことになるのでしょう? 悩むなぁ・・・












