2010年9月アーカイブ

なんといえばいいのでしょう?

 

とにかく、 あいあいキャンプのビデオ編集(プレ・本キャンプ) がほぼ完了したのであります。

8月末に本キャンが終了して、まだ9月末だというのにです・・・

今までてんやわんやで年末ぎりぎりまであらゆる休日や、空き時間を使いながら必死こいてやってたのにです・・

なんで ? って感じなのです。

私、 何か変わったのでしょうか?  上達した?  コツをつかんだ?  吹っ切れた?  憑き物がはがれた?         んーーーーー、 不思議な感じ。

 

でもキャンパーと保護者さんのためにサービスでキャンプビデオ撮り始めて9年間(初年度は写真のみでした)、 誰に習うわけでもなく独学で試行錯誤の末に今日に至っているわけで、 その失敗の数を上げればきりがないほど ・・   (機材もなかったしねえ・・ 途中から家具のアイソウの薦田社長さんが高性能パソコンを提供してくれてからホント楽になりました。大感謝!)

でも一つ感覚的なことを言うなら、 始めた当初はこれでもかといわんばかりに数々のシーンを盛り込みたがっていたこと、 少しでも多くのシーンをみんなに届けたいとの思いだけで俗に言うコマ割りが多すぎる状態。  それがピークを過ぎると少しずつワンシーンが長くなってきたこと。 現実に流れる時間のままに見る人にも体験していただくことを自然に意識するようになっていったということでありましょうか?   作り事でない、ありのままの時間と姿を描写するにはその場所でずっと待ち続けるしかないのですが、いつ、どこで、そのことが起こるのかは誰にもわからない。

そのことが、ある時期から本能的というか、感覚的というか、なんとなくそこに導かれるような感じで移動し、そのシーンを納めさせていただくことができたりしてきたのであります。

したがって、 本音で申し上げれば私の力ではありません。  誰かの力です。(変な話になってゴメン)  どこかできちんと説明しておいた方がいいと思うので、ここでしちゃいます。  でも特別変な話ではなくて、あまりに純粋な世界にいると(誰とも何とも比べない、あるがままを認め、価値を勝手に置き換えない) そんなエネルギーが普通に通い合うのではないのでしょうか?   おそらく日常の中でも普通にあるエネルギーだと思うのですが、「気づかない」だけなのではないでしょうか?  

なんとなく、そんなことをこの9年間の作業を通して感じさせていただくようになったのでした。

どんどんシンプルになりました。 余計なことをやりすぎるということは自分の「垢」をつけていくような気がしてなりません。 これで果たして何かが伝わっているのかどうかは正直反応がほとんど返ってこないのでわかりません。  でも、もともと私が主体的にキャンパーと家族のために始めたことなので、その結果に対してはもちろん無欲です。 私が与えられる数少ないこととしてご笑納いただければそれで十分なのです。  

・・・・・  とはいえ、 そこは私もかよわい人間  (爆?)

実は専門家の何人かに見てもらったことがありました。 当時は本当に上達したいという気持ちがありましたので・・

そうしたら帰ってきた答えは・・

NHKの某ディレクターさんは、今の松山放送局にこの絵がとれるカメラマンはいないかも・・

CATVの某編集者さんは、外注のカメラマンが行っても子供のこの顔は取れないでしょう、田中さんだからこんな顔してるんですよ・・

そんな風に表現してくれたことがありました。

冗談半分の些細なことかも知れませんが、 すごく救われたような気持ちになったことは事実です。

おかげさまで、まだ撮り続けていられます。   ありがとうございました。

 

子供たちにとっては何のことはない通り過ぎていく一つのビデオですが、 私にとっては誰かのお役に立っているかどうかは別として、 私自身を限りなく育ててくれた大切な時間と作業であったことは間違いのない事実でありましょう ・・・            あの時の自分の決断に、  感謝 !

 

 

 

先週末のあいあいミーティング、 例によって本キャンプの振り返りをやっている。

今回はアフターキャンプが近いので、保護者さんとお話する材料として本キャン中のグループタイムの情報交換を行った。 なにぶんグループタイムと言うだけあってキャンパーと一緒に過ごすグループスタッフ(GS) が最もキャンパーの情報を知っている訳で、マネジメントスタッフ(MS) 等はグループから離れてしまったキャンパーのお相手や、プールの監視員、スタッフの食事作り、グループのお手伝い、薪の補給、なた等の安全管理、レクリエーションのお手伝い等々で、グループで起こっている詳細まではなかなか把握できないのが現実。 そこでこの機会にお互いの立場から見たキャンパーの様子などを共有することで、今年のあいあいキャンプの全貌が少しは見えてくるという仕掛けでもある。

さて、 今回もいろいろ知らなかったことが見えてきました。。

 

さっちゃんという自閉症の女の子がいます。 最初は視線も合わず、会話もできませんでした。 数年前からの参加者ですが、初めて来た時はグループには最後まで入ることもできずに、空き教室を転々としながら一人での時間を過ごし、いつ帰れるのかをじっと耐えていたような女の子でした。 それでも歌が好きということがスタッフにもわかり、どんどん歌いながら近づいていくことに成功した後はみんな入れ替わりながらさっちゃんとの関係を楽しむようになりました。 でも私はこの初めての年は、さすがにさっちゃんはしんどかっただろうなあ、と思ったものでした。 もう来年は来ないかも知れないなあとも思いました。 でもさっちゃんは来年もその次の年もその次の年も来てくれました。 毎年変わるグループスタッフの接し方、考え方にも巧みにその反応を変化させながら、さっちゃんは自分らしくい続けました。 ぶ厚い電話帳の薄い紙を一枚一枚丁寧に折って自分を維持していたこともありました。 その丁寧に折られた電話帳は、ものの見事に作品に生まれ変わりました。 私は素直に感動しました。  そんなこともありながら、でもとにかく音楽の好きなさっちゃんは興に乗ると音楽に合わせて踊りだします。 それはそれは楽しそうに ・・   その姿は周りを幸せにします。  それがさっちゃんの立派な価値のひとつです。 ほかの人に与えるものです。 そして、 さっちゃんの歌も毎年のように上達していったのでした。 とてもきれいな高音域で完璧な音階で歌うのです。 最近ビブラートもうっすらとかかり始めました。 感動しますよ。。

 

そんなさっちゃんと今年から参加したある男性スタッフとのやり取りです。 (本人の話を元に私が脚色してお届けします。ちと事実と違うかもですがまあいいじゃないの)

 

さっちゃんのいるグループでそのスタッフは臨時のグループスタッフとしてキャンパーと共に過ごしていました。 そしてさっちゃんと一緒に歌を歌い始めたときにそれは起こったのでした。

あのお歌大好きさっちゃんがそのスタッフと歌い始めてしばらくして、   ・・・ パンパンパンパン !!

 

いつもニコニコ素晴らしい笑顔で歌うさっちゃんの顔が・・ おそらくは掻き曇っていたことでしょう。

その音はさっちゃんが手を大きく叩いた音でした。 もちろん歌はとまりました。 やめろという合図だったのです。

さてなぜでしょう? 

 

そう、 彼は音痴だったのです。    

そう、 さっちゃんは音痴に耐えられなかったのです。

そう、 さっちゃんは完璧な歌が好きなのです。

そう、 さっちゃんは上手な人が好きなのです。

 

下手の烙印を押された彼の、 その後の人生を、    私は知らない ・・・

 

 

 

BECK

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「BECK」 という映画を見た。 コミックでブレイクしたものの映画版とのことであった。 もちろんかみさんと行った。 なんでそういつもいつもかみさんと行くんやねん、とお思いのあなた、 一つ、ガールフレンドがいないから、 一つ、かみさんが連れて行くよううるさいから、 一つ、かみさんに脅されているから、 一つ、かみさんに管理されているから、 一つ、かみさんにほれているから、   さあどれでしょう??? 

全員はずれ!!               答えは50才以上の夫婦で行くと、1800円のチケットが1000円になるからでーーーっす!!    (なに、 答えが書いてない?  知るか。。)

で行ってきたわけですが、この映画、いいでちゅ~。。

音楽好き、特にロックバンド大好き人間にはたまらないでしょうね。 でもそれ以外の人もソートー楽しめると思いますよ。 かみさんも大喜びというか、何か感じていたようですから。。 一応私も貸しライブハウスなるお仕事もやってたりするので、ちとこういう若者の気持ちの端くれでも理解できるかも・・ 的な理由も少しはありました。。

でも基本的に音楽は好きなことと、予告編をチラと見たときにピンと来たのも事実です。 私が映画を見に行くのは基本はこれです。 大概当たりですが、これは中々の当たりです。

昔だとこういう映画は出来なかっただろうなあと思うことひとしおですが、 実にうまく青春のエッセンスがちりばめられており、 それが程よい現実感(ウソーもあるけど) と絡み合い、 いい味出してると思います。   また、役者がいいです。 音楽もいいです。

映画という枠の中でここまでまとめ上げれば大したものではないでしょうか。

DVDが出たら、借りてきてSEEDで一人でじっくり見ようと思いました。 おちゃけをチビチビやりながら・・     一緒に見たい人が居たらおちゃけおごってくれたら見せてあげようかなー。 (笑)

 

おいちゃんでさえギリギリ青春のにおいプンプン感じながら、 時に思い出しながら、 浸りながら見てしまいました。

で、 この余韻がいいんです。 終わってからもしばらくいい感じでした。

あんまり理屈はいらないと思います。  さっくり見て、さっくり感じて、さっくり生きていきましょう。。 ?

 

 

 

先日来ご登場いただいている、ヒーローとたまひめという車椅子コンビ?ですが、 なかなかこれもお目にかかれない光景をご披露させていただきましょう。

キャンパーを乗せたバスが中津小学校あとに到着し、大きなリュックを小さな背中にしょいながら、それでも嬉しさに溢れた笑顔を振りまきながら校門をくぐり、思い思いのペースで校舎の中に消えていくのでありますが、 先述のこの車椅子コンビは何かとお時間がかかるわけです。

スタッフの一人は彼らの荷物を運び、三人で二台の車椅子をサポートするくらいの人材が必要になるわけです。 もちろん速度もゆっくりなわけで必然としてみんなの一番最後を移動する構図となってしまうのです。

でもこのキャンプは急ぐ必要がありませんので、彼らの安心できるペースでゆっくり移動すればいいわけです。 で、 その通り一番最後に彼らの校舎入りとなるわけですが、校舎に入るまでにコンクリートでできた通路があります。 雨の日でもぬれないようにガラス屋根のついた渡り廊下的な通路で、反対側の体育館ともつながっています。

それまでそれぞれの車椅子に乗って移動してきたヒーローとたまひめだったのですが、何を思ったのかヒーローが車椅子から立ち上がり(何かにつかまっていれば立ち上がり足を引きずりながら多少移動することもできる)、たまひめの車椅子の後ろのグリップに手を掛け、自ら彼女の車椅子を押し始めたのである。

もちろん一人では心もとないので、スタッフがヒーローを後ろから抱えるように支えながら、ヒーローは車椅子を押し、車椅子のたまひめは何が起こったのか「エ~~」 って感じで、その車椅子の前には別のスタッフ二人が段差を越えていくために時折車椅子を持ち上げながら、 そのなんともいえない不思議な団体はそれぞれの表情を際立たせながら、これもまたゆっくりと静かな行進を続けるのでありました。

そのとき私は一つのことがふっと頭を過ぎったのでした。

ヒーローは興味半分でたまひめの車椅子を押しているのだろう・・  でも  ひょっとして・・

 

彼の中に、自分も使っている車椅子であるがゆえに、 彼女が自分とある種同化しているのではないのか・・

彼は自分より障害の重いたまひめに対して自分の苦労以上のものを感じたのではないのか?

彼は自分のかすかに動くその不自由な足で、 彼女の車椅子を押してあげたいと思ったのではないのか?

自分より不自由な人のために何かをしようとしていたのではないのか?

 

彼に言葉を操る術はないから確かめることは出来ないのだけれど・・ 

あの車椅子を押す彼の真剣なまなざしは、 私には興味半分とは思えないのである。

 

弱者と言われている人々がいる。  その人たちは往々にして私から見ればとてもやさしい人々に写る。  彼らはなぜかとても敏感に困っている人に反応する。  いじめられている人に反応する。  すぐに助け舟を出す。  顧みずかばおうとする。  寄り添おうとする。  もしくは耐え忍ぼうとする。   それが私がこのあいあいキャンプで見てきた10年間の光景である。 

さて、 本当に彼らは弱者なのでしょうか?   果たして私たちは強者なのでしょうか ・・・

 

 

 

今年のあいあいキャンプには二人の車椅子キャンパーさんがいる。

一人は先日来ご紹介させていただいているヒーローである。

そしてもう一人、たまひめという高校一年生の女の子がいる。  

彼女はあいキャン歴かれこれのベテランさんでもありますが、そのチャレンジ魂たるやそらすさまじいものがあるお嬢さんでございます。 彼女の場合、脳性まひという障害のために足が動かないだけでなく、上半身を支える脊椎及び筋肉も満足でなく、起き上がるとほとんど突っ伏した状態になってしまうため、車椅子に乗っても突っ伏した上体を支えるためにテーブルがセットされています。 おまけに両手も満足に動かすこともできない状態ですから、初めて彼女を見た人は何もできないだろうと思ってしまわれると思います。  

ところが、 ところが彼女はとんでもない怪物なのです・・    失礼、 そうではなくかわいいお嬢さんなのですが、その精神たるやとても私なぞ彼女の足元にも及びません。。

とにかく何だって挑戦してしまうのです。 

みんながテントを運び出している場面では、自分にできることは声を出すことだと気づけば、すかさず 「ガンバレー」 とみんなにエールを送るのです。

ほとんど動かない両手で、それでもかすかに動くという理由で、なべで炊き上がったご飯をしゃもじですくおうとチャレンジします。 スタッフは彼女の手が動かない領域の部分を、逆になべを動かすことで協力しながら、1-2分かかって一すくい分のご飯を茶碗に入れることができました。 

ほとんど動かない指でたまねぎの皮をむくことに挑戦したときは、かすかに動く指だけで一枚の皮を2分かけて剥きました。 そのとき同席した知的障害のある女の子は、たまひめの指が持ちやすいように初めの部分だけすこし剥いてから、角度を考えながらたまねぎを持ってあげられるようになり、たまひめが一皮剥く時間は1分に短縮されました。 彼女たちのなんともいえない共同作業は本人たちにとっても、まわりのキャンパーやスタッフにとっても、とても美しい時間となっていました。

 

そんな数々のチャレンジ戦歴をお持ちのお嬢さんの今年の最初の気遣いはこんなものでした・・

とにかく超ど級の暑さの中、キャンパーは自分たちの食卓となるテントを運び出し、組み立てていかねばなりません。

皆で協力しながら重いテントのフレームを運び始めてかれこれたったとき、 たまひめは自らの車椅子の上に設置された自分を支えるためでもあるテーブルの上に、これでもかといわんばかりに冷たいお茶の入ったコップを並べて静かに現れたのでした。

「みんなー お茶飲んでー」           ・・・ 「BAR たまひめ」の開店でした。

丁度本当にばてていたみんなは群がるようにその冷たいお茶の入ったコップを次々に手にとっていったのでした。  「ありがとー」 「たすかるー」 「さいこー」 「ありがたや」 ・・   などなど 感謝の言葉と共に ・・

その時のたまひめのうれしそうな顔。

誰かの役に立った、 誰かに喜んでもらった、 まさに生きている実感を凝縮しているような輝く笑顔でありました。

 

私たちは恐らく今すぐにでも、誰かのお役に立つことができるのでしょう。 どんな小さなことでも誰かの役に立つことは無限大にあるのでしょう。 でも、 なぜだかそれが何だか、何をしたらいいのか見えにくくなっているのでしょうか?

毎回のように私はたまひめから多くを学ばせていただきます。  お恥ずかしい話、何年彼女とお付き合いしても 「まだまだよのー」 と言われているような気がしてならないのですが ・・・

 

 

        

輝く日

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先月のマーブルデーはあいあい本キャンプだったので、今回のマーブルデーは二ヶ月ぶりであります。

あ~~。。  よか~ 。

久しぶりに帰ってきたどーっ、て感じ。

顔なじみの面々と、 初めての面々と、 あ~、 この感覚。  よかですねー。。

ほんと、 ほっとします。。

 

それまであいキャンビデオを編集していて、まあまあお疲れの私の体と心にはとてもよか按配で沁みますーー。。  ありがたやー、 人の存在。 友の存在。

 

ありがとうございます。   この日も感謝です。   いい一日でした。。

いい酔い心地なので、  今日はここまで ・・・

 

 追伸、 

マーブルデーも一周年を迎えました。 そこでそろそろバージョンアップを藤山オーナーは考えておられます。 メールマガジン等を利用しながら、揃いもそろったおもろいメンバー一人ひとりに光を当てていこうかな?  というところでしょうか。。

専門家の先生等もたくさんいらっしゃいます。 個性派もそろっています。 どう転んでも面白そうです。  新システムに、乞うご期待 ・・・

 

 

 

あいあい本キャンプでは様々な事をキャンパーと共に行うことを主眼においている。 とにかくキャンパーをお客様にするのではなく、あくまで主体者として楽しんでもらうという考え方である。 じっと待っていても人は大して面白くない。 何かしらやっている方が時間の経過も早いし、なぜだか楽しいことが多くなるし、なんと言ってもコミュニケーションが生まれるきっかけになる。 だから10年前からこのキャンプのキャンパーは忙しいのである。

その中のひとつにキャンプ場に着いて開校式をやったあとに、校舎の大掃除がある。 これはグループごとに校舎の掃除場所を決めて、そのグループのペースで大掃除を行うものである。 

今年の本キャンのあるグループのあるシーンをご紹介したい。

エピソード4でご紹介させていただいた車椅子に乗った知的障害もあるヒーローという高3相当の男の子と、ハーロックという小学生の男の子が一人の男性スタッフと共に廊下のモップがけに挑戦していた。

ハーロックは何とか車椅子のヒーローにモップを持たせて一緒に掃除ができないかを考えていた。 彼の満足に動かない手にどうしたらモップを持たせられるのか、どうしたら廊下を拭けるのか、もちろん初めての挑戦である。

ヒーローの左手にかろうじてモップの柄を持たせ、自らの手も柄を握りしめ、  それでも何か足りないような顔をしたかと思うと、おもむろにスタッフの手を導き、柄を持たせたのである。

一本のモップの柄に3人の手が折り重なり、複雑に絡み合ったまま、そのモップは車椅子と共に静かにゆっくりと、そして確実に3人のなんともいえない思いと、喜びと共に滑り始めた。

ゆっくりとゆっくりと進むそのなんとも奇妙な車椅子モップ部隊は、とてつもなく真剣な表情で終点である廊下の端にたどり着いたとたん、 何かが パン と弾け飛んだような、 いや、 人よりも大きな花が瞬間的に開いたような、 そんな感動とにおいが立ち込めた。  3人の笑顔と共に ・・

 

ハーロックの何か足りないような表情のあとスタッフの手を導いたのは、自分だけの先導、誘導だけでは不安であったのかもしれない。 いやそれともここにいる3人でどうしても一緒にこの事業をやり遂げたかったのかもしれない。  しかし、 そのどちらかだとしても、 いやそれ以外の理由があったとしても、 彼の選択と決断のおかげで、この3人は一緒に笑顔になることができたのである ・・

 

車椅子の知的障害児に掃除をさせても無駄だと思い込み、お客さんにしてしまっていたとしたら・・

この心に残るシーンは生まれなかったのである。  3人の思い出も、笑顔も、感動も、連帯も、コミュニケーションも生まれ得なかったのである。

だからこそこのキャンプでは、できうる限りみんなが主体者であれるように判断を 「選択」 してもらいたいといつも思っている。

まあ、 いつも自然にその選択が始まるのは、 なぜだかキャンパーの中からが多いんです。

いえいえスタッフがだめだなんていってませんよ。 ここに来ているスタッフは素晴らしい人たちです。

私が言うのは、乳幼児も含めた子供たちという存在からとてつもない「真理」を垣間見る機会が圧倒的に多いという事実を素直に認め、 彼らからもっと素直に学ばせてもらった方が素敵な大人になれるのでは? ということだけなのです。

あらまあ、  まーた余計なことをくっちゃべってしまいましたわねぇ ・・          では失礼あそばせ。。

 

 

 

昨日は本キャン終了後、二回目のミーティングであった。 この日は本キャン初日夜のキャンプファイヤーについての振り返りであった。

このファイヤーはスタッフがキャンパーの歓迎のために行うものであり、いかに子供たちにキャンプに来たなーという気持ちを味わってもらえるかということと、緊張を解いて楽しんでもらえるかというもてなしの心が問われるプログラムでもある。

今年のスタッフたちでいろいろプログラムを考えた結果、真っ暗な中で歌い始め、事前にキャンパーに手渡したうちわをファイヤーの井桁に向かって扇ぎ続けてもらいながら、だんだん大きく扇ぎながら、今度は両手で扇ぎながら・・・  だんだん意識が集中し、心の中で「火よつけーー」と叫びながら、最後の最後に誰も何もしないのに、みんなの思いによって火がついたー、というマジックファイヤーでいこうということになっていた。

このマジックファイヤーの仕掛け、井桁の中心に仕掛けを事前に用意し、そこから紐を出しておいて、みんなに気づかれないところで担当者がタイミングを見計らって紐を引き、点火するというものである。

したがってキャンパーが暗がりの中を集まってきた時に井桁の中から点火のための種火(ろうそく)の明かりが漏れてもいけないし(バレバレになる)、10メートル以上地上に伸びている引き紐をキャンパーの足で引っ掛けられてもいけないし(とんでもないところで火がつくか、仕掛けが壊れて使用不可になる)、そもそも仕掛けの成功率を限りなく高めておく必要もあるなど、なかなかあらゆるスキルが問われる部分でも在るのだ。

さて、今年のスタッフによるこのマジックファイヤーの結末や如何に・・・

 

さあ、例の導入のための歌が始まりました。 司会役もだんだんとうちわの扇ぎを大きくするように指導してきました。 もっともっと・・ と言ってます。 もっともっともっと・・ と言ってます。 もっともっともっともっと・・ と言ってます ・・  もっともっともっともっともっとと言ってますーー。。

ちょいと、 長すぎることない ・・     おぉーーーーーーーー、 点きましたー。    おぉーーーーーー、向こうの方にもう一つ火が上がりましたーー。   おぉーーーー、あれは井桁への着火が失敗した場合の予備の炎でしたーー。    ダブル着火ですぅーーーー。    何がなんだかわかりませーーーん。。   おぉーー、向こうは何とか消し止めましたーー。   おおぉー、井桁の炎が2階の高さくらい上がってますーーー。。   怖いでチューーー、  熱いでちゅーーー。   

 

 

  ・・・・・・  その後 何とか本来のプログラムに戻り、予定の内容はこなした歓迎ファイヤーでありましたが・・

これ以前に、 実は種火もしっかりキャンパーに見られており、 なんといっても本来キャンパーの輪の外に居るはずのマジックファイヤーの紐引き担当スタッフがなんと、  なんとーー、 キャンパーの輪の中に居座っていたのでしたーーーーーっ。。    要するに、 紐を引くのをしっかりキャンパーに見られながら、 それでもなおかつ中々着火せず、 キャンパーの見つめる中、途中で別のスタッフが紐を引きなおすという大胆不敵な行動をしても着火せず、  あきらめて予備の炎に着火しにいった後に、 同時着火したというものでございました ・・

これを、 これを マジックファイヤーと呼ぶのでしょうかーーーーーー!!!!!!!!!     私にはわかりましぇーん。  何のための打ち合わせであり、リハーサルだったのでしょーーーーっ。

 

そんな頭が #$&&''()'&''(())==`{}_}*?**~=|~=)(&'%# な私と違い、 今年のキャンパーの子供たちは大人でした。

誰もスタッフを冷やかしもせず、 あたかも何も見てないよと言わんばかりに、 最後の最後までスタッフにお付き合いしてくれたのでした ・・・    傷つけぬよう ・・

あぁ~  、 なんとおやさしい・・     あいキャンの子供たちに  合掌。

 

それにしても  、     なんか年々すごくなっていくスタッフなんですけど ・・    別の意味で・・

 

 

 

傷なめ大会?

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地域教育実践交流集会開催要項

1.趣旨

  地域の教有力を高めるために、各地域でさまざまな活動が行われています。それぞれが独自で頑張っていますが、他のグループがどんな活動をしているのか、どんなやり方ですすめているのか、あるいはどんな問題を抱えているのか、相互の情報交換の場が求められています。互いの実践を語り合うことによって元気を分かち合い、新たな活動を展望する、ひと(人・一)儲けの会にしたいと思います。

という旗印の下、創設された本会は今年で3年目。

今年も活動家たちの年に一度の同窓会が始まる。

 

フィールドは違えど、それぞれがそれぞれの場所で、それぞれの汗をかき、それぞれの涙を流し、それぞれの体験をし、それぞれの歓喜にふるえ、それぞれの孤独に耐えた活動家の仲間がやってくる。

共にそれぞれの活動を知りあい、可能性の花を咲かそう、傷をなめあい、いたわり合おう。

ただそれだけでいいではないか。

それだけで、 十分な二日間である。

 

http://wwwb.pikara.ne.jp/east-78/2211/main.html

傷をなめあいたい人は10月20日までに申し込んでね。

 

 

 

さて、そろそろまたあいキャンエピソードに戻るとしましょう。

今回はホットな気持ちのあいだに、自分の気持ちや気づき出来事を書きとめておくために、第一陣としてのスタッフ報告書を書いていただいている中からご紹介させていただきましょう。

彼女は複数年はーと・ねっと・くらぶに在籍しているが、今回初めてグループスタッフとしてキャンパーと寝食を共にした経験から見えた光景を書き表していた・・

 

このグループのキャンパーの中にキャンプネーム・ヒーローという肢体不自由という障害と併せて知的障害もある高校3年生に相当する子供がいた。 普段の生活のほとんどは車椅子の上で過ごし、トイレから食事まである程度の介助を必要とする。 おまけに会話もできないゆえ、コミュニケーションのとり方もそれなりに戸惑う場面も多々ある状態である。 これはすなわちスタッフから見てそういう状態であると同時に、キャンパーから見てもそういう状態である。

ここでは最年長キャンパーとなる彼ではあるが、年下のキャンパーからもいろんな意味で気を使われる存在でもある。 何せ会話はできないが、時折奇声を発しながら何かを伝えようとする。 「アーーーー」「キーーー」「ウーー」 である。 初めて出会う人にとっては中々の存在となること請け合いである。(笑)  おまけに顔はすこぶる笑顔なのだから、近寄りたいけど・・  でもどうやって・・  どうすればいいのわたし??  そんな光景がまあ当たり前でしょう。  そんな超個性派の彼だけど実にマイペースに自分らしく生きているのです。 いちいち小さなことで悩んでいる健常者なんて、彼から見れば一笑に付されてしまうでしょうね。 彼のみなぎる生気は人に勇気を与えてくれます。 それだけで私は彼の生まれてきた理由を感じることができます。 素晴らしい存在です。

そんな一見近寄りがたい、それでいてほっておけない彼に対してこのグループの小学2年生のキャンパーの女の子が見せた気づきと思いと行動とは・・

彼女の報告書によれば、このヒーローがあまり食が進まないのを見て、その2年生の女の子は少しでも彼が食べやすいようにとニンジンやらお野菜を自らの包丁で細かく細かく切り刻んでいったというものでした ・・

たったそれだけの光景ですが、その光景は他のスタッフにも目撃されており思わず涙が出そうになったメンバーもいたそうです。

 

2年生とはいえ立派な母性を持っています。 いえ、みんな持っているのですが、低年齢のほうが表出しやすいのです。 そういう姿を見て周りの存在も刺激を受けていきます。 というか、自然に同じように表出してき始めます。 ここでは年齢などいうものに世間で思っているような価値基準は通用しないのです。 誰でもが、何らかの主体者となりえているのです。 ヒーローという存在が、その女の子の母性に影響を与え、そしてその子は主体者として能動者として気づきの中から行為を起こした。 そしてその行為を見た周りの存在はまた自ら主体者として行為者へと変貌していく。  

この連鎖が始まっていくのです。

人間は太古の昔より間違いなく素晴らしい能力と可能性を失っていないと感じるとても大切な瞬間です。

彼女の報告書の中にはこうも書かれてありました。

『そうやって、少しの間だけれど、みんなの近くで過ごさせてもらって、前より少し、保護者さんの立場がわかるような気がします。荷物一つとっても、みんながキャンプを楽しく過ごせるように、暑くても寒くても大丈夫なように、すぐに取り出せるように、準備してくれていたよね。それに、キャンプが終わってから保護者さんと話をさせてもらいましたが、みんなが「笑顔で帰ってきてくれること」をただただ願って待っていてくれていました。そうやって、参加させてくれている保護者さんには、心より感謝をしています。』

 

母親になる前に、母を感じられる時間、 素敵だと思いませんか?

 

 

 

 

二週間ほど前から隣のブルーマーブルさんで新たな取り組みが始まっている。

その名も「朝カフェ」    普段はスタッフオンリーの勝手口がお店になります。。

月~金の午前7:30から9:00まで限定のドリンクとサンドイッチ等が通常料金より割安で提供されている。

今日も一日頑張ってくださいね、という励まし料金。  内容、味は同じなのでかなりお得です。 ちなみに私毎日アイスカフェオーレいただいてます(300円)。           生き返るんだなぁ、 これが・・

ということで今月いっぱいまであるかどうか・・    行ってみるべし!!

 

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昨日はseedライブのため午前10時から事務所入りし、所要を済ませ、ブルーマーブルで軽く二杯のビアをあおり、いざ臨戦態勢にてあいあいキャンプビデオ編集へと突撃したのでありました。

スタッフのマギーも午後から卒業予定のキャンパーに何か出来ないものかと、写真データを整理しに来たのでそれぞれがそれぞれの仕事に夜の10時半まで従事しておりました。 夕方からはもう一人ぐりこも合流し手伝っておりました。

私は彼女たちを見送った後も、午前0時半まで編集作業を続けておりましたのであります。

やれる時に本気で徹底的にやる。 これからかれこれの休日時間を費やしながら作り上げていく編集作業がついに今年もスタートしたのでありました ・・    はてさて、 今年の行方はいずこへ ・・

 

しかして本日の日曜日、やはりビデオ編集か? とお思いのあなた、  残念!   今日はしません。

先々週に終了したあいあい本キャンプではありましたが、一つ二つやり残した仕事がキャンプ場にございました。気になっていたものですから直近で行ける日を物色していたところ本日ということに相成ったわけでございます。

しかし、 そこはどうせいくなら趣味と実益。。  バイクで行こうと密かにたくらんでおったのでございます。  ただ、DUCATIで行くか、HONDAシルバーウイング(ビッグスクーター)で行くか、それを迷っていたのでありましたが、なんとなく今日はシルバーウイングで初のツーリングをしてみようという気になりました。 普段は通勤営業として使用しているのですが、あくまで乗りやすいがあくまでスクーターという位置づけでおりましたが、 なんと、 なんとです。   いいですねー。

静かにまあまあ速い。 ポジションがレーサーと違って楽チン。 荷物が積める。 ゆっくり走れる ・・

そのおかげで遠回りして寄り道した小田深山の渓谷の林道など、それはそれは感動的な空間を味わうことが出来ました。  涼風を感じながら、せせらぎの音に耳を澄ませながらゆっくり歩く速度で走ることができるなんて・・  すばらしい・・ DUCATIでは考えられないし、それ以前に不可能。 ゆっくり走ることが出来ないのです・・  

今回はおかげで新たな発見を続けながら自分だけの休日を楽しむことが出来ました。

その後、中津小学校にて用事を済ませ、そのまま大宮八幡神社にお礼参りに参拝し、神気あふれる空間を独り占めさせていただいたのでした。

 

ただ、 中津小学校のプール。 ついこの間までキャンパーの歓声に溢れていた、あの清冽な美しい青色の水はアオコに覆われ、落ち葉も降り積もり、あれは10年前だったの? と思わずにおれないほどの変化に足が止まってしまいました。

このとき、 私の夏は終わりました・・    あの光景が幻のように、一人だけの校庭に現れては消えました。   ありがとう、 中津の夏。

 

下りの道々にはちょうど稲刈りの真っ最中の光景が点在し、 すでに刈り終わったダム湖を見下ろす見事な棚田は、五分刈りに散髪し終わった少年のようなすがすがしさが見事でした。

私はそのまま33号線を南下し、途中から北東方向へシフト。 大好きなワインディングロードをマイペースで??  ハーレーダビットソンやBMW、kawasaki車などを追い越しながらルート194を北上し、西条から朝倉に抜け、ルート317でまたワインディングごっこしながらご満足なお休みを満喫したのでありました ・・・

 

さあ、 これでまたビデオ編集頑張るぞーーーーーーーーーー。。   あ、 いや仕事も ・・

 

 

 

ここらでちょっと一息。

先日来ご紹介させていただいているあいあい本キャンプシリーズの番外編?

 

この30年に一度と言われ始めている異常高温の夏キャンプをそれでも何とか無事に終え、子供たちを保護者さんの元へとお返しし、やっと様々な緊張感から解き放たれ、さあ恒例の星ヶ丘温泉千湯館で一汗流させていただき、その中のお座敷で打ち上げと相成りました。

このときの一杯目のビールの旨さたるやちょいとそこいらへんで会社帰りに一杯引っ掛けるのとはわけが違います。。  毎年しびれるくらいの余韻に浸りながらこの一杯を楽しんできたのです、はい。

もちろん今年も十分そのつもりで楽しみにこの一杯の瞬間を今か今かと待っておりました。 

皆のドリンクもそろったところでいよいよ乾杯ー !

ゴクッ     ・・・                ウゥーー!!!    く、くるしい!!!             息ができねぇじょ。

 

そうなんです、  なんとビールがのどに詰まったのですっ!!       ありえねえ、と思うでしょっ、あるんですこれがっ、泡がのどに張り付くと言うか、とにかくびっくらこいたのなんのっ!   あの超ど級の暑さと直前のサウナのせいでちゅー。。

あんなに楽しみにしていたあの一杯目がーーーーーーーーーーー、  がーーーーーーーーー。。

おいちゃんの青春を返して状態。。。

うそやろー、  ですよほんま。   今でも悔しい、  ほんま。    来年ないかもしれんしー。

かーーーー、   悔しい!!!

 

   ・・  それでも気を取り直して席近辺のスタッフメンバーとお話しながらとてもいい夜を楽しませていただきました。

して、 そろそろお開きの時間もきたところで私の方から一言だけ、今年の厳しい環境の中キャンパー全員無事にお返しできたのはみんなのおかげであったことの御礼を申し上げ、そしていよいよ最後の締めへと担当スタッフにバトンタッチ。

さて、 普通の締めを想像していたおそらく全員の期待を裏切り、2年目のそのスタッフが始めた締めとは ・・・

 

ごはんを (ごはんを)      たべたら (たべたら)  おててを (おててを)  あわせて (あわせて)  みんなで (みんなで)  いっしょに (いっしょに)  ごちそうさまでしたー(大合唱)

 

4日間歌い続けた、聞き続けた、たいがい飽きてきた、あの歌でした ・・・

まあみんな立派に最後の最後まで本能的に反応して完成度の高い輪唱締めは終わったのでありました ・・