ぼくうみ

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本日ダンボクラブ主催の映画上映会「ぼくはうみがみたくなりました」へ行って来た。
自閉症の青年が教えてくれた大切なこと・・・。心がすこし優しくなれる感動のストーリー。 というふれこみであったが、その通りの出来栄えであり、またそれ以上のメッセージを頂けた。

原作・企画・監督の 山下久仁明氏も上映前の講演というカタチでいらしていた。 
自分の自閉症の息子をモチーフに映画を通して自閉症のことを広く伝えたい、との思いで製作を開始したがしばらくして事故でその息子さんを亡くされたが、様々な思いを胸に当初の目的、使命をまっとうすべく製作を続けた。 一人で始めた事業は協力者が一人現れ、二人現れ、次々と現れながら今日に至っている。

奥様も途中脳梗塞で亡くなっているのだが、実に明るく親しみ深く語りかけてくれるその姿は、人間ここまで受け入れることが出来るのか、という可能性に驚かされると同時に、大げさでなく実に自然に勇気を頂いたような気持ちであった。

全国で小さな上映会としてスタートし、始めは一人二人しかいなかったお客さんも徐々に増え続け、今ではロードショーも開催されるまでになっている。 現在も様々な協力者のもと全国上映中である。

 

内容は自閉症を知らない方でも少しずつ理解が進むような設定でもあり、またその特徴も特別間引くわけでもなく、付加しすぎることもなく、本当に日常的に則した部分を垣間見ることが出来る。

大掛かりな仕掛けやストーリーではないが、社会の中にある誤解、偏見等の課題もきちんと取り扱い、しかし伝えたい大切なメッセージも的確に表現している。

障害という問題に触れるとき、一つの考え方としてとても印象的な部分が、「百人に一人の割合で障害者が存在するとして、ではその一人を抹消しても誰かがそうなる、そのバランスを保ち続けている、ゼロにはならない。 だから彼らは私たちの代わりに障害を引き受けて生まれてきてくれた・・・ だから彼らに感謝を持って接すべきである ・・・」 という部分である。

以前から私自身触れてきた考え方の一つであるが、これはヒトゴトとして他人を見るのではなく、自分として他人を見るという理念に行き着く。   「私はあなたであり、あなたは私である」

青臭い理想と一括されるだろうが、この考え方をもし皆が持てれば、その瞬間に世界から戦争を始めあらゆる争いも、飢餓も、貧困も、差別も、格差も、偏見も消えうせ、持てる者が持てない者に分け与え、出来る者が出来ない者を助け、共に幸せを共有することになるだろう。 政治や経済でいくらこの世界を作ろうと対処療法を繰り返したところで、この原因療法には届かない。

しかし、これも障害と同じで無くなる事はない。 

だが、ここであきらめる必要もない。   これには崇高な目的があるはず。

そう信じて進ませてくれるエネルギーが、 この映画にもあると思います。

 

どこかで見かけたら、  是非どうぞ。    http://homepage2.nifty.com/bokuumi/

 

 

           

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