ここらでちょっと一息。

先日来ご紹介させていただいているあいあい本キャンプシリーズの番外編?

 

この30年に一度と言われ始めている異常高温の夏キャンプをそれでも何とか無事に終え、子供たちを保護者さんの元へとお返しし、やっと様々な緊張感から解き放たれ、さあ恒例の星ヶ丘温泉千湯館で一汗流させていただき、その中のお座敷で打ち上げと相成りました。

このときの一杯目のビールの旨さたるやちょいとそこいらへんで会社帰りに一杯引っ掛けるのとはわけが違います。。  毎年しびれるくらいの余韻に浸りながらこの一杯を楽しんできたのです、はい。

もちろん今年も十分そのつもりで楽しみにこの一杯の瞬間を今か今かと待っておりました。 

皆のドリンクもそろったところでいよいよ乾杯ー !

ゴクッ     ・・・                ウゥーー!!!    く、くるしい!!!             息ができねぇじょ。

 

そうなんです、  なんとビールがのどに詰まったのですっ!!       ありえねえ、と思うでしょっ、あるんですこれがっ、泡がのどに張り付くと言うか、とにかくびっくらこいたのなんのっ!   あの超ど級の暑さと直前のサウナのせいでちゅー。。

あんなに楽しみにしていたあの一杯目がーーーーーーーーーーー、  がーーーーーーーーー。。

おいちゃんの青春を返して状態。。。

うそやろー、  ですよほんま。   今でも悔しい、  ほんま。    来年ないかもしれんしー。

かーーーー、   悔しい!!!

 

   ・・  それでも気を取り直して席近辺のスタッフメンバーとお話しながらとてもいい夜を楽しませていただきました。

して、 そろそろお開きの時間もきたところで私の方から一言だけ、今年の厳しい環境の中キャンパー全員無事にお返しできたのはみんなのおかげであったことの御礼を申し上げ、そしていよいよ最後の締めへと担当スタッフにバトンタッチ。

さて、 普通の締めを想像していたおそらく全員の期待を裏切り、2年目のそのスタッフが始めた締めとは ・・・

 

ごはんを (ごはんを)      たべたら (たべたら)  おててを (おててを)  あわせて (あわせて)  みんなで (みんなで)  いっしょに (いっしょに)  ごちそうさまでしたー(大合唱)

 

4日間歌い続けた、聞き続けた、たいがい飽きてきた、あの歌でした ・・・

まあみんな立派に最後の最後まで本能的に反応して完成度の高い輪唱締めは終わったのでありました ・・

 

 

 

さてさていろいろお話することがありすぎておいちゃんの頭はブスブスゆうてるしー。

先日の日曜日はあいあい本キャンプから帰ってはじめてのミーティング、振り返りの日でありました。

各プログラムごとに検証するところから始まったわけでありますが、この日は5時間かけて初日の開校式までの振り返りができました。 プログラムとしては出発式と、バスレク、開校式ですから3つのプログラムということになります。 全体の1/4くらいかな。 まだまだ続きマース。

 

して、その中身は私がその場にいなかった(先発隊として早朝よりキャンプ場で受け入れ準備のため) 出発式とバスレクはどうしても根掘り葉掘り聞かないと見えてこないがゆえにたっぷりと時間をかけて聞き取りをしていったわけでございます。

今年初めて参加したメンバーからは、すべて順調に進んでいた旨のお話がありうまくいったのかなー的な空気も流れたのでしたが、事前にある程度の状況を聞いていた私がそれを見過ごすわけはございません。

少しずつそこにいたスタッフに聞き取りを開始していくと、  出るわ出るわ ・・

まあまあショッキングなことも出るわ出るわ ・・

どしたんこれ、 ザーザー降りやん、 みたいな ・・

若者だけでは絶対この扉は開けんかったやろなー みたいな ・・

おいちゃん こーゆー時にもうキャンプ止めとーなるんよね。  毎年毎年繰り返し繰り返し振り返り、改善し、共有し、確認し、 みたいなことでやってきたはずなのに ・・

勝手に書き換えられたり、確認自体が間違っていたり、指示系統が機能してなかったり、挙句の果てにバスに乗る時間がないということで、チャレンジドを含む子供たちを信号機の交差点があるにも係わらず車道を横断させたりという信じられないことまでしっかりやってくれておりました ・・

本当にキャンパーを始め、保護者の皆々様に対して申し開きもございません。 大変なご心配をおかけしたと思っております。 この場をお借りいたしまして深くお詫び申し上げます。 もちろん改めて別の機会にご挨拶させていただきます。

小さな道路だから大丈夫、時間の方が大切、   こんな風に若者の一部は価値のすげ替えを瞬時に行ってしまう場合があります。

何よりも大切な、優先順位一番の「命」を即座に忘れてしまえるのです。

それを端から見ている保護者の方々の気持ちたるやいかがなものであったか?  私も親の端くれとして心が痛みます。

そんな具体的な話をしないとピンとくるメンバーもおりません。 リーダーと呼べる存在がいない。

包み隠さず、これが今のはーと・ねっと・くらぶの若者です。

 

親ではないからわからないのかも知れません、では済まないのですが、まずもってこういう失敗からきちんと振り返りながら確認していく以外に方法はないのかも知れないことも少しは承知しております。 何せ今の今までこんなことを考える機会など20年やそこらの人生経験ではないのが普通なのですから ・・

 

社会の中から 「体験」 というかけがえのない価値がどんどんなくなってきています。 それができる環境がどんどんなくなってきています。 ほとんどの若者が本当は何も知らずに、だけどわかった風に社会人となり、結婚し、親になり ・・・     いったい何ができるのでしょう? 何を子供に教えてあげるのでしょう?  

 

しかし、人は気づくことができます。 気づくことができれば改善することもできます。 そしてまた行動で示すことで信用回復することもできます。 

そんなことを彼らと話しながらこの日の振り返りは幕を閉じていくのでありました。

 

  ・・ いかがでしょう、  私、 まあまあ大変でしょっ!   いっときますけど、そーとー疲れますからっ!    これをあと十数時間やるんですよっ!   止めたい気持ちも少しはわかってねっ!

 

     って、  誰に言ってるんでしょう??   

 

 

  

今回より本キャンプの様子などをいろんな視点から集めた情報として少しずつ残していこうと思っている。

その小さな出来事の数々から見え隠れする様々な心象世界はきっと日常の中にも役立つことがあるはずだとも思っている。

様々なキャンパーと若者たちが織り成す、厳しくもやさしい、過酷だけど甘酸っぱい世界がほんのりと見え隠れしてくればいいのだが・・

 

今回のエピソードのひとつは、あいあいキャンプにもう何年も来てくれている肢体不自由のキャンパーとグループスタッフとの会話。

 

このキャンパーは筋肉が発達せず、骨と皮が目立つような体であり、関節もスムーズに動かずびっこを引いてやっとこさ歩くのだが、上体はそのたびに大きく揺れていつ倒れてしまうのかと心配で仕方ないといった状態である。

そのキャンパーにグループスタッフが話しかける。

「暑い日向でかまどの火付けや管理を担当してくれているキャンパーにコップのお茶を持って行ってくれないかなあ?」

するとそのキャンパーは「自分が持っていくとこぼれちゃうよ」 と答えたという。

そしてスタッフはその子の体が揺れるからしょうがないよねと思い、 「そうかあ」 と答えたという。

その後そのスタッフはこの自分の答えに疑問を感じ始める。

後日私にこの対応はどうだったのでしょう?  と聞いてきた。

私は今だったらどう答える? と聞き返した。

そのスタッフは考えて「何かに載せて持って行かせる??」  「・・・」 といくつかの方法を答えた。

だがどうすればこぼれないようにするかという領域を出ようとはしない。

そこで私はゆっくり時間をかけてから最後に、私なら 「こぼれてもいいじゃない、そのお茶が半分になったとしても、ほとんどなくなっていたとしても、君が一生懸命誰かのために運んで来たという気持ちは伝わるんじゃない?」 と答えるかなぁ、  と言った。

お茶を届けることが目的ではあるのだが、みんなそのキャンパーがそういう状態であることは知っている。 だからこそその状態のままで頑張ってみることでどんなことが起きるのか、どんな反応が返ってくるのかを体験できるチャンスと捕らえるのである。

お茶がなみなみと運ばれてくるうれしさと、お茶は少ないけどやさしい気持ちがなみなみと運ばれてくるうれしさと、それをいただく側としては、 その光景を目にする者としては、 それを運んで渡し終えた本人としては、 どちらが喜びに溢れているんだろう? 

あくまでも私の仮説である。  日常の世界であれば「アホか」 で済まされても当然でしょうと思うかも知れません。  でもここあいあいキャンプの中では、みんなで助け合うしかない世界で「生活」をしているとそうではなくなるのです。  本当です。  びっくりするくらいどんどん心が素直になっていくのです。  だからこんなことを平気で書けるのです。  まあ私が変人であることは否定しませんが・・ (苦笑)

そんな普段の状態のままそのキャンパーが行動したことで、自分やみんなが喜びに溢れる体験をしたとしたら ・・     キャンプから帰ってからも、 日常の中でも、 ひょっとしたら同じようにありのままの姿でチャレンジできる人になっていくかもしれませんもんねぇ。 

 

こんな風にこれから様々なエピソードが白日のもとにさらされてくると思います。         ・・ たぶん

みんな覚えてるかーー 。