前回のクリスマス会のみならず、もっとあいキャンらしい何かができないものか? せっかく一生懸命活動していることをもっと一般の方にも知っていただく機会を作るべきではないのか? そんなこんなを考えながらそして10年間の試行錯誤のうえ、この年の「寒中、あいキャン祭り」は久万高原町父二峰小学校の遠藤校長先生のご尽力ご協力を入り口に、地元の方々の暖かいご援助の末に父二峰小学校という現役校の生徒さんや教職員さん、地元保護者さんとの合同のお祭りを企画することができたのでした。
あいあいキャンプのキャンパーである主に松山からのチャレンジドと健常児、そして地元久万高原の野性味あふれる子供たちとの共演です。 さてこのコラボレーションから何が生まれ、何に気づき、何が変わっていくのか? 楽しそうでしょっ。
この企画のために神様が用意してくれたとしか言いようのない白銀の世界。 地元でも珍しいほどの吹雪の中、運動場で雪合戦をし、かまくらを作り、もちつきを楽しみ、お母さんたちの作ってくれたおいしいおでんに感激し、また雪合戦し、かまくら作り、走り回った夢のような一日。
今考えてもパラダイスそのものでした。 もう二度とないでしょうね。 あの環境は・・・
そして地元の方々との手紙のやり取り。
人間に生まれてよかったなあと思います。 人間にしかできないことを体験できる喜びは格別です。 人間であったことを思い出させてくれますから・・
そんな一日の報告書です。
寒中!あいキャンまつり
日時:2011年 2月12日(土)
場所:久万高原町立父二峰小学校
【目的】
冬シーズンにも、キャンパー・保護者・スタッフの交流の場所をつくる。地域の方や一般の方も自由に参加できることで、広報活動に繋げる。
【参加者】
(キャンパー・家族)
きらり・すみれ・ケンシロウ・たっくん・あっくん・きらり兄・ケンシロウ父・あっくん母
あっくん兄・あっくん友達 (計10名)
(スタッフ)
マージン・パックン・もつ・ぐりこ・のぼさん・クリぼー・たこ・マギー・りきゅう・ジョーズ
パラッパ・にこ・シャララ・りん・ジョナサン (計15名)
(ボランティア)
リロ・はなぞの・しゅず・カチュ・ターボ(愛大生ボランティア)
(協力者)
父二峰小学校関係者の皆様・父二峰小学校の子ども達・父二峰地区の皆様
【内容】
9:30 父二峰小学校到着・ 打ち合わせ・ 準備開始
10:00 受付
12:00 昼食(おにぎり・おでん・お餅・ぜんざいなど地元の皆様の手作り)
14:00 片付け・地元の皆様へお礼
15:00 父二峰小学校出発
・ 基本的に自由な時間であり、各々が思い思いに遊び、地元の方とも餅つき等を通して交流した。
【振り返り】
・ 地元の子どもが「今までで一番楽しい雪遊びだった」と言ってくれた。
⇒地元の子ども達にとって、自分達のような"お兄さん""お姉さん"と交流する楽しさ、その価値に気付けた。老若男女いろんな世代が集まることでできる世界があった。
・ あいあいキャンプ側の子ども達が、初めは地元の子ども達ととけこめていなかったのではないか。
⇒一人ひとりペースがあるので、見守るということも大切。最後は一緒に遊べていた。
・ 小さな地域のつながりや関係を見ることができた。
・ 道路の凍結で小学校に着く時間が遅れて、校長先生の方から心配の電話があった。
⇒こちらから連絡をするべきだった。
・ 子ども同士の遊びの延長から、悪ふざけになる部分があった。
⇒スタッフは見守ることも必要だと感じた。
・ 寒中イベントとしての目的は果たせていたのだろうか。
⇒以前は「年度のキャンプの振り返り・展示」など外部発信メインだったのが、「冬しかできないキャンプの実施」と活動的になってきた。
⇒次年度キャンパーやスタッフの勧誘という点では、以前の外部発信というやり方でなくても、地域の方などとコラボレーションすることで役割を果たせていた(実際、数人の方に、今回のイベントに参加したことであいあいキャンプに興味を持ってもらえた)
・ 今回のような場所・内容で、本当に良かったのだろうか。キャンパー、保護者にとってはどうだったのだろうか。実際の声を聞き、来年はどうするべきか考えることが必要。
⇒実際の保護者の声
『雪道で車を運転するのは危ない』
『子どもは行きたがっているが、仕事があり連れて行けないので参加できない』
⇒実際のキャンパーの声
『寒くて体が動かない』
以上の振り返りから、今後どうしていくかにつなげることが大切。
【地元の方の感想】
『すてきなイベントをありがとうございました。初めて参加させていただいて、すばらしい取組だと実感することができました。「共に生きる世界」のあるべき姿の指標のような気がしました。十分なことができなかったと思いますが、楽しんでいただけたことに感謝しております。参加した子どもたちやスタッフも喜んでいました。私が特に勉強になったのは、若いスタッフが育っているということでした。どの社会でも若いスタッフのチカラが重要になります。あいキャンスタッフはとても輝いていました。』
『先日は遠隔の地父二峰までお越しになりお疲れであったと思います。せっかくお越しでしたのに吹雪の悪天候となり、心配しておりましたが、皆さんが雪が珍しいと寒い中長時間にわたり雪と楽しまれる様子を拝見し感心いたしました。また安心もいたしました。さすが若さでしょう。笑顔一杯で楽しんでいる子供たちを見て私も嬉しくなりました。また機会を作り来て下さい。お待ちしております。』
『山の学校は地域のつながりの中にある点で本当に子供にとっても親にとっても心強いものですが、反面本当に子どもの数が少ないし、広域に家が散らばっていますので子ども同士で「群れて遊ぶ」ということや、たくさんの人数の中で「かかわる」という機会には殆ど恵まれません。「あいキャン」のみなさんは親や地域の大人の目線ではなく、(たぶん)もっと子どもたちに近い大人の距離でかかわって下さっていたような気がします。仕事や学業のあい間にボランティアで社会と、子どもたちとかかわっておられるみなさんの姿に頭の下がる思いです。「人の心が景色をつくる」としたら、きっとこんな風に温度のある人と人の交流から懐かしく心温かい故郷の景色が作られるのでしょうね・・・私も本当に勉強になりました。』
『この前の「あいキャンまつり」では貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。ぼくは、この久万高原に住んでから毎年雪遊びをしてきましたが、今回みんなでやった雪遊び(雪合戦)が生まれて1番楽しかったです。特にたこさんや大学生の方などと遊ぶのが楽しかったです。本当にありがとうございました。
またぜひ父二峰であいキャンまつりのみなさんとやりたい気持ちでいっぱいです。またやりましょう。
ほかの父二峰の子供にこの日のことを話すと「あーあ、行けばよかったな~」と言っていました。
明るく、いい人ばかりでした。一人ひとりの顔を思いうかべるとあの日の思い出が頭を横ぎります。いい思い出になりました。これも皆さんのおかげです。ありがとうございました。』
【以上】